それにしてもブン屋さんは分野外のコトバの知識が無くて驚かされる。
「「自炊」。ネット上で広がった俗語で、データを「自ら吸い込む」というイメージにちなんだ語呂合わせとされる。」
…だってさ。笑わせてくれる。
「自分で吸い出す」が正解で、元々はROMに記録されたデータをそのまま抽出する作業のことだ。最初はゲームカートリッジからゲームのプログラムやデータを抽出するのに使った。何に使うかといえば、マジコンやエミュレータで動かすためだ。
つまり、元々グレーな、アンダーグラウンドな世界の用語で、大メディアで面白がって取り上げるような術語ではないのだ。
これがCDのようなメディアだと、CD-ROMにデータを転写するのは単に「コピー」と言っていたが、最近では音楽もリッピングした上にデータとしてシリコンオーディオプレイヤーに移して使われるので「吸出し」の方がイメージが近くなった。
さて、
自炊は確かにハヤってるようだけど、メンドくさい。スキャナとか裁断機とかの初期投資もバカにならない。電子書籍に及び腰な出版業界も、今の段階では静観していても、既存の書籍業界を揺るがすムーブメントにはならないだろう。
おそらく、警戒すべきなのは、この記事でも紹介している「自炊代行業務」だ。
あくまでもユーザの作業を肩代わりするだけなので、著作権の問題にはできないだろう。だから、出版業界は早く何とかしないと、電子書籍で儲ける仕組みを作る前に、別のビジネスに利益を持っていかれることになると思うよ。
アマゾンやグーグル、アップルといった「黒船」が参入しないように警戒しつつ、日本の書籍の電子化も手をこまねいているようでは、出版業界の今持っている利権すらも無くしてしまうだろう。
紙の方が読みやすい? 電子化はまだまだ? 書店や流通を守る? そんなことを議論している段階ではないと思う。だって、この膨大な紙の山をどうしてくれるのさ。保管しきれないので、オレは電子化できるもの、電子で入手できるものはできるだけ電子で持つ。実体は必要ない。
限られたスペースで生きているのだもの、容積質量が限りなくゼロの電子書籍になっていくのは必然であり、いまさら議論している場合ではない。
電子化しても、いかに今の出版業界が生き残れるか、その方法を議論すべき。
出版社はコンテンツメーカーとして必要だろう。印刷業や流通業はコンテンツを整え配信しマーケティングする方法を考えればいい。書店はコンテンツアドバイザーのような新しい業態に変化していく必要があるだろう。
いずれにしろ、いまのままでは、キンコーズとかの街のコピー屋さんに電子化事業を奪われてしまうと思う。そうなる前に、積極的に電子化を進めてほしい。
by 和楽器しんちゃん(三…
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